イタリア・トスカーナ州で祖父の代から小麦の自家採取をしており、今では栽培されることがほとんどなくなった伝統品種でパスタやビスケットを生産する農家を取材しました。
栽培されていたのは、セナトーリ・カペッリ種やジェンティル・ロッソ種、イナレッタービレ種などさまざまな古い品種で、セナトーリ・カペッリ種はよく調べると、この農家でしか栽培されていないほど古い品種の可能性もある、とのことで調査中とのことでした。そしてそれは農薬を使わずに栽培されているとても健康な小麦でした。
訪問者を取材すると、スーパーマーケットで販売しているパスタやパンを食べると胃腸に問題を持つ人が食べられるというエピソードが出てきたり、大量生産に向いた近代種には伝統品種の持つ香りの良さがないという地元のシェフ、食事療法指導をする人、ジャーナリストなど、さまざまな方にインタビューをすることができました。
ドローン撮影も行い、トスカーナの豊かな自然風景とともに、イタリアの伝統的な食事と健康的効果について、さまざまな専門家や消費者の声から充実したメッセージを届けることのできるビデオとなりました。
イタリア語でのナレーション、英語字幕、日本語字幕と10分3本のドキュメンタリーとして主にウェブサイトなどで利用されています。
