集客などビジネス利用の場合、SNSを何から始めるのか、どういう目的で始めるのか、集客につながるのか?
ここがぼんやりしていると時間を無駄にしてばかりです。まずはSNSのプラットフォームごとの違いから見ていきましょう。
SNSプラットフォームの違い
1. Instagram
ユーザー層 10代から30代、40代も。男性よりは女性が多い。
ユーザー数 3300万人
数あるSNSの中でも最もバランスが良いと言われているのがInstagramです。
- 長文投稿可能
- 写真投稿やリール動画投稿で視覚的に魅力を伝えられる
- 年齢層的にもバランスが良く、使い勝手が良い
- お客様のビフォー/アフターを投稿して、サービスを利用するメリットをお伝えする、など
- ストーリーズでリンクが貼れるようになったのでビジネス利用がしやすい
- ストーリーズの質問箱、ライブなど交流を通してフォロワーさんのファン化がしやすい
写真や動画でサービスやビジネスの魅力が伝わるならば、まず第一に取り組むべきSNSと言えます。
地域で店舗経営の場合は、フォロワー数を追うのではなく、サービスの内容を伝えること、つまりファンを増やすことが大事です。
2. Facebook
ユーザー層 30代から50代が多い
ユーザー数 2600万人
- テキスト投稿がメイン
- 10代へのアプローチには不向き
- ユーザー年齢層が高く、ビジネス系の投稿への親和性は高いと言える
- インスタの投稿が応用しやすく、継続が容易
- グループを使ったコミュニティでの交流が使いやすい。
ユーザー年齢層によっては、まだまだ有益なプラットフォームと言えます。
3. X
ユーザー層 10代から30代が多い
ユーザー数 4500万人
- 140文字のテキスト投稿
- 短い文字投稿がベースなので継続しやすい
- リツイートなど拡散性が高く、イベント告知や商品のレビューなどにもよく利用される
- JRの運行状況でも利用されるように、お知らせにも向いている
- 自社の市場の反応を見るのにも効率的
- 最近では30〜40代の利用も増えており、バランスが良い
- 切り抜き動画など、Youtube動画への誘導にも有効
サービスの種類によっては使い勝手の良い、他とは違った特徴があると言えます。
4. Youtube
ユーザー層 全年代で高い利用率
ユーザー数 7000万人
- 動画ベースで、しっかりとサービス/商品の内容を伝えるのに向いている
- ショート動画もある
- しっかりとした情報伝達、教育ができ、影響力もある
- 長尺動画を見てもらうことで、顧客の不安や利用しない理由をつぶすことができる
- 整体、整骨院などのサービスにも向いている
- 撮影や編集が大変なので、継続が困難だが、編集は五千円ほどで外注できる
- 動画をウェブサイトに貼り付けることも可能
- 切り抜き動画を他のSNSで利用できる
継続してアップロードできれば、メリットが多く、やる価値がありますが、制作に労力がかかるのが一番のネックと言えます。
5. TIKTOK
ユーザー層 10代から30代
ユーザー数 1690万人
- ショート動画中心
- 10代から20代がメインだったが、最近は30代も利用している
- ビジネス系アカウントなど、真面目なアカウントも進出している
- 動画の最低再生回数はInstagramよりも多く、最低でも200回は再生されると言われている
- 最近では認知向上に思った以上の効果があると言える
まとめ
今回はLINEやnoteは含めませんでしたが、とりあえずはInstagramが一番バランスが良いと言えます。次に年齢層によってはFacebook、拡散性を狙うならば Xが始めるのに適していると言えるのではないでしょうか。余裕があるならば、Instagramとその内容を端的にまとめたXも同時に、という方法もアリでしょう。
逆に、ホームページでの集客をメインで考えるのであれば、Xでの告知とYoutube動画を制作しておき、ホームページで利用するという方法もあります。
おまけ 集客の導線と市場の変化
SNSによる多種多様な集客方法をまとめるのは、やはりLINEやメールです。そうでないと、収拾がつかなくなるからです。また、ウェブサイトの集客においても、公式LINEへの問い合わせで管理することが多いです。
- ウェブサイトやLP(ランディングページ)からの問い合わせ(メールやLINE)
- さまざまなSNSプラットフォーム → 公式LINEで問い合わせ
という流れが最も多く、商品やサービスに応じてカスタマートラベル、導線を設計する必要があります。
広告の効果も含め、特徴を知り、どこに力を注ぐのかの見極めは、時間の無駄をなくし、ビジネスの成功を左右すると言えます。
私はヨーロッパ生活が12年と長かったので、WhatsApp, Facebook, Instagram, Youtubeがよく使われていました。また、海外での認知となると、日本で人気のあったドラマがこけたりするように、内容やサービスの捉え方が根本的に変わります(どちらかというと日本が特殊なのですが)。
そのため、海外の場合はよくよくリサーチをしてサービスの内容そのものを見直す必要がありますが、日本においてもインターネット広告が急速に伸び、最も利用される媒体となった変化の大きい今日では、あらゆるサービスにおいてリサーチから商品/サービスを見直すことは必須と言えるかもしれません。