ウェブサイトにアクセスを集めるために

ウェブサイトを多くの人に見てほしい、これはウェブサイトやブログを作る人のほとんどが期待していることですよね。

GoogleやYahoo!で情報を探すときに、まず気になるキーワードを入力します。これは「検索クエリ」ともいいます。

そして、ウェブサイトを見つけてもらうには、検索上位に表示される必要があります。

まずはGoogle広告を配信しているWebサイトが表示され、その後に広告を出していないけれど、Googleがこのキーワードにはこのウェブサイトが有益だ、と判断したものが順番に表示されます。(SEO対策というのはこのように上位に表示される様々な施策のことを言います)

検索1位のクリック率は相当高く(39.8%)、5人に2人はクリックするようですね。検索8位でも広告1位並みのクリック率です(2.1%)。100人いたら2人、10万人いたら2000人がクリックするということです。

1ページに表示されるのが9〜10のウェブサイトだとすると、やはり1ページ目に表示されるのがいいわけですが、結果を得るのに時間がかかったり、なかなか難しかったりします。

検索上位を取るには、どうすればいいのでしょうか?専門用語を使わずに、できるだけ簡単に説明したいと思います。

検索結果CTR (クリック率
広告1位2.1%
広告2位1.4%
広告3位1.3%
広告4位1.2%
検索1位39.8%
検索2位18.7%
検索3位10.2%
検索4位7.2%
検索5位5.1%
検索6位4.4%
検索7位3.0%
検索8位2.1%
検索9位1.9%
検索10位1.6%
参考:https://firstpagesage.com/reports/google-click-through-rates-ctrs-by-ranking-position/

検索上位を取るには、色々な工夫が必要になります。

  • キーワードの選定
  • ユーザーの検索したニーズを満たす
  • 専門性の高さ、一次情報の提供
  • 競合を意識する
  • 見やすいウェブサイトであること

が、まずはキーワードがよく使われるものであるかはとても大事です。誰も検索しないキーワードで文章を書いても、誰も来ませんからね。

今回は、キーワードの選定をテーマに、どんなニーズが世の中にあるのかを調べるツールをご紹介します。

Googleトレンド

Googleが集めた膨大な検索データから、検索動向を一目で見ることができるとても便利なツールです。

無料で利用でき、Googleアカウントの登録も必要ありません。過去5年間のデータを見たり、過去30日のデータを見たりと、時期も自由に設定できます。

例えば、トマト関連で、「トマトパスタ」「ミニトマト」「トマトジュース」「トマトソース」ともう一つ紫色で「トマト祭り」の5つのキーワードを入力して、過去12ヶ月の検索動向を見てみました。各キーワードの検索数の比較が面白いですが、東京都知事選での候補者の人気度動向をチェックするのも面白かったですね〜。ちょっとした趣味になるかも?

「トマトパスタ」が優勢かと思いきや、「ミニトマト」が5月以降に大きく他を引き離していますね。

トマトを食べたい人が「なんかいいトマトないかな〜」「美味しい食べ方ないかな〜」と情報を探したり、家庭菜園で栽培する人が育て方の情報を探しているのかもしれません。

出典:Googleトレンド
出典:Googleトレンド

どの地域で一番検索されているのかを見ることもできます。

こんな調べ方も:名探偵コナン

「名探偵コナン」で過去5年の検索動向をGoogleトレンドで見てみましょう。

毎年4月に、急上昇している時期がありますね。

毎年4月に検索数が急上昇している・・なぜだろう・・推理の始まりです・・

出典:Googleトレンド
出典:Googleトレンド

今年の3月から6月の期間を詳しくみてみましょう。4月12日に急に検索数が急上昇していることがわかります。

実はこの日は、映画の公開日なんです!

名探偵コナンは毎年4月中旬に映画が公開されていますが、検索のトレンドにもはっきりと出ているのです!

犯人は映画ファンだ!ということになりますね。

つまり、映画の内容に関連した、名探偵コナンの謎について書いてある考察記事がすでにブログにあれば、映画に関心のあるファンのアクセスが一気に集まる、ということが起こる可能性が高いです。

その他のツール

そのほかにも、Googleキーワードプランナー、Googleサーチコンソール、Googleアナリティクス、Googleタグマネージャーなど、Googleには、登録が必要だったり、ウェブサイトと紐づける必要があったりしますが、無料で使える色々なツールがあります。

ホームページを訪れる人たちの年齢層、性別、地域、曜日、時間帯、興味、人が多いのか・・

どんなキーワードで辿り着いたのかどのページに入ってきたのか(ランディング)

さらには、そのページが平均でどれくらいの時間見られているのか・・

記事が半分以上読まれているのかどうか・・

ボタン(「購入する」「お問い合わせ」などのボタン)をクリックした人は何人か・・

など色々な数値が計測できるようになっています。

特にキーワードプランナーは、Google広告の機能の一つですが、月間で何千人、何万人の人がそのキーワードで検索をしているのかを見ることができ、競合の多さも見ることができるので、どんなキーワードでどんな記事を書いて、訪問者を集めよう、といった文字通りプラン(計画)するのに適しています。

Google広告

先ほど、検索8位でも広告1位並みのクリック率(2.1%)だとお伝えしました。

1ページに表示されるのが9〜10のウェブサイトだとすると、やはり1ページ目に表示されるのがいいわけですが、時間がかかったり、なかなか難しかったりします。

そこで使えるのがGoogle広告という「特効薬」になります。

検索1位より上に表示される可能性が高く、ユーザー(検索する人)の興味関心とのマッチングを考えて表示する・しないをGoogleが考えて、届けるべき人に届くよう調整してくれます。

Google広告にはリスティング広告という見出しで表示する広告と、バナーなど画像で配信するディスプレイ広告の二種類があります。

リスティング広告は、例えばトマトなら、もうすでにトマトが食べたいと思っている人やトマトに関心のある人に有効です。クリックがあるたびに課金されるシステムで、1クリック数十円から数百円です。金額はキーワードによってまちまちです。

一方でディスプレイ広告は、「あ、そうだ、トマトの季節だった」と広告を見て気づくようなタイプ(潜在層)に有効だと言われています。こちらもクリックがあるたびに課金されるシステムですが、クリック単価は安く、数円から数十円で配信することが多いです。

この時も、キーワードの検索ボリュームがとても大事なんです。

広告については、また別の記事で解説します!

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